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Quadra Eva

エヴァQ信者

新劇エヴァにおける第三勢力

ゼーレ、ネルフ、ヴィレはそれぞれドイツ語で

ゼーレ=seele=魂

ネルフ=nerv=脳

ヴィレ=wille=意志

と訳することができます。

 

旧作では、ゼーレとネルフ、つまり<魂><脳(物理的身体)>二元論的な物語でした。

新劇ではそこに第三の勢力、<ヴィレ=意志>が登場したわけです。

この<意志>は、陣営レベルでの対立構造としてではなく、新劇の世界において魂のように扱われるデータとして実際に存在しています。

魂という言葉はよく出てきますが、意志というのは耳慣れない用語かもしれません。しかしすでにキャラが台詞で<意志>が存在すると明言してくれています。

 

カヲル「魂が消えても、願いと呪いはこの世界に残る。意志は情報として世界を伝い、変えていく。いつか自分自身のことも書き換えていくんだ。」

 
冬月「結果、ユイ君はここで消え、彼女の情報だけが綾波シリーズに残された。」
 
加持「だが最後はその父親に助けられた。生き残るっていうのは、いろんな意味を持つ。死んだ人の犠牲を受け止め、意思を受け継がなきゃいけない。」
 
カヲルの台詞が最も「意志」という存在について詳細に説明してくれているので、いわば意志についての公理と言っても過言ではありません。
・意志は魂や肉体の死後も残る。
・意志は情報と言い換える事もできる。
・意志は願いや呪いの形を取り、コアに保存されることで、死後も物理世界に影響を及ぼす。
 
意志という要素によって、Q最大の謎用語「アダムスの器」の正体にも仮説を立てることができます。アダムスの器に入るのがアダムスの魂というのはどうも、ありきたりだし不自然です。魂を入れるならわざわざ器と言わず、肉体と呼ぶべきです。おそらく、器にはアダムスの意志が入るのです。意志というのは、肉体や魂が死んでいてもいいわけです。マリが「アダムスの生き残り」と言った以上、既にいくつかのアダムスは死んでいることになります。アダムスの死後の意志を保存しておくことができる媒体が、アダムスの器なのでしょう。
 
また、mark9はアダムスの器、意志の器であるがために、ヴィレ=意志の象徴であるヴンダーの本来の主であるわけです。
 
・魂の容れ物が脳(身体)
・意志の容れ物が器(コア)
 
 
二元論の話に戻りますが、旧作では魂が肉体を離れて存在できたり、移し替えられたり謎の技術が使われていました。ですが、そこまで発展したオカルト的超技術でも魂の複製だけは不可能でした。だからレイ=リリスの魂は常に一人でした。もちろん、魂はれっきとした物質なので情報のようにコピーすれば済むものではないのです。
一方、新劇ではユイの情報はアヤナミ「シリーズ」に複数存在できます。情報はコピーされ、偏在できるのです。破の綾波レイもまた、初号機に情報として保存されています。
 
魂の宿るのは脳ですが、意志が宿るのはコアなわけです。ここで問題になるのは、大地のコア化=地球自体がひとつのコアになった場合、そこに宿る意志は誰のものかということです。EOEや貞本エヴァの流れでいくと、ありきたりですが、まずユイかレイでしょう。Qで赤い大地の歯、12使徒の胎児のような形態 これらは胎動する地球のイメージと重なります。
 
新劇におけるインパクトは段階を踏んで地球をコア化させる工程でしかありません。一つのインパクトで完成されるものではなく、必要な段階が4つあるというだけです。
 
・ファーストインパクト 
黒き月が穿孔することによって、地球内部にコアができる(現実の惑星にもコアはあり、それとの言葉遊びになる)
海がコア化する(LCLなら生物も生息できるはず、それができないのは液状コアだから。)
地表がコア化する(地下はすでにコア化済み これで物理的なコア化は完了 後は大気くらい)
・フォースインパクト=ファイナルインパクト 
コアに意志を宿せば終わり or 大気のコア化